今回はインプットとアウトプットについてです。
「人間は忘却の生き物」といわれますが、インプットした情報というのは基本的にをどんどん忘れていってしまいます。
脳からしたら「なにこれ?いらない情報かもしれないし一旦忘れとこ」となるわけです。
インプットのために情報を仕入れる環境作りはとても大事です。
現状の教育課程では(というよりは日本全体の傾向として)、インプット>アウトプットとなりがちです。
覚えたことは忘れて当たり前
まず前提として、人間は情報を覚えたものを次々に忘れていく生き物であるということから出発しなければなりません。
エビングハウスの忘却曲線というものがあります。
時間が経過すればするほど覚えていたことを忘れてしまうというものです。
1時間後には半分以上、1日後には約7割は覚えていない状態になるということです。
では、記憶の定着のためには何を必要なのでしょう。
記憶の定着のためのアウトプット
脳は新しいことを知ったとしても、その情報が今後も必要なのかという判断がその時点ではできないため、一旦忘れます。
脳「なにこの情報、大事かどうかわからないから一旦忘れよう」
となります。
記憶を定着させるためには、脳にこれは大事な情報なんだぞと教えてあげるといいわけです。
忘れていく途中でまた覚え直す、また再インプットをする。
そうすることで、
脳「この情報また入ってきたな、大事な情報かもしれないから覚えとこ」
となり、この反復を繰り返すことでより定着していきます。
アウトプットをするということで、その定着を促します。
人に話す・説明する
インプットしたものをアウトプットすることの一番手軽にできる方法が、身近な人に自分が覚えたことを説明してみることです。
実際に復習がてら算数の解き方を説明してみたり、今日授業で習ったことを説明するなど、人に説明するということは自分なりに内容を噛み砕いて相手に伝える必要があるため、記憶の定着具合が全く違ってきます。
SNSやブログにアップする
これはどちらかというと大人向けかもしれませんが、自身のSNSやブログで覚えたことを発信する方法です。
自分なりに内容を咀嚼して、相手に理解してもらうという点では人に話す・説明することと一緒ですね。
手軽に情報発信することが可能で、コメント等のフィードバックがもらえる可能性があります。
他者とのコミュニケーションを通じて継続して発信しやすいものだと思います。