2000年代にアメリカで生まれた新しい教育の手法、STEM教育は世界的に話題となり、近年では日本でもすごく関心の高いキーワードですよね。グローバル社会でも活躍できる人を目指して、論理的思考を育てるような知育玩具が多く流通していますが、特に多いのはプログラミング教材です。
STEM教育とは?
STEMとは、Science、Technology、Engineering、Mathematicsの頭文字を取って略したものです。
つまりSTEM教育とは、化学、技術、工学、数学を使った教育手法ということです。
バリエーションもいくつかありますが、メジャーなものは「STEM教育」と
STEM教育にArtを足した「STEAM教育」の2つがあります。
STEM教育になぜ知育玩具のような子供向けのコンテンツが多いのかというと、
幼稚園や小学校低学年の時点までにSTEM教育をしないと効果がないためです。
なので年齢でいうと8歳ぐらいまでとなります。
基礎ができあがる大事な時期にSTEM教育をすることが重要ということですね。
STEM教育の目的とは?
これまでの教育といえば、先生が教えて生徒が覚えるという形でしたよね。
テスト前の一夜漬けをしたことある方、多いのではないでしょうか?
しかし何十年後の未来では、覚えて答えられるようなことは全てAIに変わってしまうことが予想されています。
そういう社会の中で必要となるスキルとは、AIを使って何かできるスキルです。
そこでSTEM教育によって自主的に動ける力や、独創性のあるアイデア、問題を解決できる能力を身につけよう!ということです。
STEM教育の教材の選び方とは?
自分で学び、自分で理解できるようになるためには、
「仮説を立てる→検証する→考察する」
この過程を繰り返して自分で問題解決ができるようになる必要があります。
その思考方法を育てるためにロジックで思考するような題材の教材や玩具が多いです。
なのでプログラミングがぴったりなのでプログラミングを使ったものがとても多いだけで、
プログラミングをすることはSTEM教育ではありますが、
STEM教育はプログラミングをすることではありません。
「仮定→検証→考察」ができればなんでも良いということです。
理科の実験のような理系の知育玩具はもちろん、
他の記事でも話したことのある英語のフォニックスでもSTEM教育は可能です。
プログラミングは流行っていますが、
お子様が興味を持たなくてもそれはSTEM教育失敗ということではありません。
むしろ何が自分にあっているかを探すこともSTEM教育の一環になるのではないでしょうか?
コンテンツに固執せず様々なものでSTEM教育を試してみましょう!