アルファベットを覚えたあと、次は何から手をつけていいか迷いますよね。
フォニックスとは、アルファベットの発音と文字の関係性を学ぶ音声学習法です。
英語ができるのに読めない子
文法や単語から始めた子を見ていると気づくのですが、リスニングはすごく良くできて、単語を聞くと意味もわかるのですが、とにかく読めない・読むのに時間がかかる子がいます。
英語のクラスを同時に始めた子でも読める子と読めない子でどんどん差が出てきます。その差は英語の読みができるかできないかが特に文法がまだ簡単な小学生の英語においては大きいです。
そして読めない子はフォニックスをやらずに今まで来てしまったという子ばかりです。
よく小学生が英語を読む時につまづいている部分として、母音の読み方がどれかわからないということがあります。
例えば
- writeはriなのにどうして「リ」ではなく「ライ」と読むの?
- cakeのcaは「カ」ではなく「ケイ」と読むのはなぜ?
これらをよく間違えてしまい、疑問を持つお子様が多いです。
大人からしてみると当たり前のように読んでいるので、「理由なんてない!そういう単語だ!!」と答えてしまいたくなるのですが、きちんと正解があります。
フォニックスの重要性
フォニックスとは、アルファベットの発音と文字の関係性を学ぶ音声学習法です。
もともと英語圏の子どもたちに読み書きを教えるために開発されたものなのですが、 アルファベットの発音を先に学ぶことで、知らない単語でも耳で聞いただけでスペリングがわかり、正しく書くことができます。
つまり英語を学ぶ上で基礎中の基礎で、英語圏の子供たちはフォニックスから英語を学びます。先ほどの例にもフォニックスに答えがあります。
単語の最後がeの場合は、前の母音をアルファベットと同じ読み方(a(エイ)、i(アイ)、u(ユー)、e(イー)、u(オゥ))と読むというルールがフォニックスにはあります。加えて最後のeは「サイレントe」と言い、読まないルールがあります。
なので、fineはフィネではなくファイン、cuteはクテではなくキュートになるんですね。
この英語の基礎といえるフォニックスですが、日本の学校では教えません。
子供の疑問を大事にする
最初ここに来るお子様は自分から英語がしたい!という子は少ないです。
親御さんに連れられて…という子が大半です。なのでほとんどの子は英語に興味がない、中には嫌いな子もいます。
そういったお子様にいくら楽しいと言ったところで響きません。
いくら良いもので自分のためになると言われても「楽しい」の押し売りは大人でも辛いものがありますよね。
大人が気づかないような疑問を持てるのは子供の良いところです。
突き詰めてその子が理由に納得できることが勉強を好きになる近道になりますよ!