最近はグローバル化する社会になってきて、お子様に英語を習わせたり留学させたりする人が増えてきています。
私自身も高校生で1年間留学をした経験があり、そこから分かったことをブログにしてみました。
かなり現実的なことを書いたので、これからお子様を留学させようか考えている方の参考になればと思います!
運による要素がある
これは留学において一番念頭におかなくてはいけないことです。留学する場所、学校、ホームステイ先が良いかどうかは行ってみないとわからないです。人種差別のない安全な国・地域であっても、その中の全部の地域がそうではなく、ほとんどがそうであるといった感じでただそういう環境に出会う確率が下がるというだけの話です。
私の友達は事前情報では良い環境と聞いていましたが、実際には人種差別にあい、登校中に生卵を投げつけられるなど、アジア人に対してウェルカムな雰囲気ではなかったそうです。その子は日本にいる時私より勉強ができて、先生からの評価も良く現地の進学校に行きましたが、留学して半年後に現地で会った時には現実とのギャップに少し病んでしまっていました。
進学には有利、しかしその後は分からない
高校で留学したという経験はAO入試ではすごく評価され、ほとんどの子が受験においては無双状態でした。高校の偏差値に比べてはるかに高い早稲田慶応上智に行く子もザラで、そうでなくでもGMARCHには入れます。ただ、自分の力以上に評価され入った大学でそのまま軌道に乗れるかは別で、入ってから授業についていけずかなり苦しい思いをする子、留年してしまう子がいました。AOで入らなければいいのではと思うでしょうが、留学している分他の子よりも受験勉強している時間がないので、AOで行くか教科を絞って一般で行くかしか道がないです。
期待値が上がる苦しさ
子供に留学をさせる保護者様のほとんどは英語を将来に生かせるからと思い、留学費用を捻出し行かせてくれます。私の親もそうでしたが、現在私はしまりすスタディ以外では英語は全く使っていません。友達も英語を使った職についていない子が大半です。なぜかというと、「能力」と「やりたいこと」は別だからです。高校生の時になりたいと思っていたことだって、大学生になれば変わります。英語は目的ではなく手段になり、必要がなければ使わなくなってしまいます。そうなると費用対効果はどうなのかな?と思います。
もう一つの理由は「英語を話せる=仕事が出来る人」というレッテルを貼られることです。日本で英語を武器に就活することは「英語ができる有能な人」という評価に応えなければいけなくなります。私の友達はそのプレッシャーに耐えきれず2年目には辞めて地方に行ってしまいました。
留学にはメリットもいっぱいある
留学のネガティブな部分を語ってしまいましたが、留学することでたくさん良いことがあります。英語力があがることはもちろん、視野が広がりも守ってくれる家族がいない中での暮らしは自立力が育ちます。周りを見ても実際アクティブに自分から動く人が多いのは、そうしなければいけない環境に学生時代いたからだと思います。
これから留学を考えている子・保護者様の参考になれば幸いです✨