記述問題の評価方法は?
記述問題の解答は以下の4つの観点で採点されます。観点ごとに0~4点の5段階で評価され、得点の満点は16点となります(CSEスコアの満点は550)。ライティングとリスニングを除いた1-3の筆記の満点が550のことから、ライティングの割合が多いことがわかります。
(1)課題で求められている内容(自分の考えと理由2つ)が含まれているかどうか
自分の考えとその理由2つを明確に書きましょう。理由には説明を加えてより説得力があるものにしましょう。例えば理由を書く際に、単純に「好きだから」や「楽しいから」だけでなく、どんな点で好きなのか、また楽しいことの具体的な例や説明なども書きましょう。なお、QUESTIONでは「自分の考えとその理由2つ」を述べるように求めていますので、考えは1つに絞って書き、逆の考えを支持する理由などは書かないようにしましょう。
(2)英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか
伝えたい情報の流れや展開を示す表現(接続詞など)を効果的に使って、自分の考えとその理由や英文全体の構成をより分かりやすくするようにしましょう。自分の考えや理由と関係のない情報を書くことで、英文の流れが分かりにくくなることもあるので気を付けましょう。
(3)課題に相応しい語彙を正しく使えているか
正しい綴りや意味で使われているかを意識しながら、自分の考えとその理由を十分伝えられるようにしましょう。なお、英語以外の言葉を使う場合は、その言語を知らない人でも理解できるように、説明を添えましょう。
(4)文法的に正しい英文が書けているかどうか
文法的に正しい英文を使用して、自分の考えとその理由をより効果的に伝えられるようにしましょう。
公式HPにNG例が載っているのでチェックしておきましょう!
文章の流れはこれで決定
主張
↓
理由①
↓
理由②
どの参考書や解答例を見ても、おそらくこの流れで書かれていることが99%だと思います。
問題文は2種類あり、1つは「どこ・なに」など疑問詞を使って聞いてくるもの。もう一つは「Yes/No」で答えるものです。後者を聞かれた場合、主張は否定・肯定どちらでも採点に影響はないですが、一般的に英語・国語関係なく、主張は否定した方が論じやすいと言われています。
もちろん理由や主張は嘘であっても問題ありません。「私の母が英語の先生で…」や「家族で年一回スキーに行きます」など自分の英語の知識のなかで書きやすい英文を答えにするのがおすすめ。本当であっても、難しい内容や英文がパッと出てこない場合はさっさと忘れて理由を作っちゃいましょう。
大体15分くらいが目安です。しっかり見直すことを忘れないようにしましょう。
絶対覚えておきたい「First」「 Second」
「理由を2つ英文で書きなさい」は必ず条件として入っていますよね。
その時の決まった言い回しとして「1つめは〜」の意味の「First」、「2つめは〜」の意味の「Second」があります。Secondの代わりに「また〜」の意味の「Also」を使ってもOK。使い方はどちらも同じで「,」をつけ忘れないようにしましょう。
例文
質問:Where do you want to travel?
答え:I want to travel to the US. First, my grandmother lives there. Second, it is my dream to go to New York City. I want to go there and enjoy shopping.
覚えてると便利な「usually」「often」
理由を話すときに便利なのが頻度を表すこの2つ「usually」と「often」。「どこで〇〇することが〜?」などの普段の生活についての質問のときに使います。語尾に「in my free time(暇な時に)」や週末・毎週〇曜日などを組み合わせて使うことがよくあります。
例文
質問:Where do you like to go shopping?
答え:I usually go shopping at the shopping mall in the next station.
質問:What do you do on weekends?
答え:I often go to the park with my dogs on weekends.
文章力をあげる「because」「so」
「〜なので…」「〜だから…」の構文は記述では大活躍します。接続詞なので単語ではなく文を続けましょう。「〜when I was a child」や「〜 when I have free time」など「when」も覚えておくと便利ですよ。
例文
質問:Which do you like better, summer or winter?
答え:I like summer because I don’t like cold weather.
質問:What do you like to do in the future?
答え:I like cooking so I want to be a cook.
文字数がたりない時は「very」「very much」
文字数が微妙に足りない時に有効なのが「とても」などの副詞です。あってもそこまで意味が変わらないし、入れる位置もミスしにくいです。その他にも時間を表すことば「on weekends」「every Saturday」などを入れると少し増えますよ。
例文
質問:Which do you like to take, trains or buses?
答え:I like trains very much. First, more people can take the train than the bus. Also, you don’t need to push the button to get off the train. You can’t miss the destination.