様々な英語検定が日本で受験されています。日本人なら誰でも英語検定は受けたことあるのではないでしょうか?誰もが一度は耳にしたことがあるような英検、TOEIC、IELTSなどメジャーなテストはもちろん、実はあまり知られていない英語検定も日本に沢山あります。
メジャーなテストと比べて、何かに特化しているテストが多く、有名なものよりも検定料がリーズナブルなのが特徴です。英語検定には向き・不向きがあります。もしかしたら違う英語検定を受験すると、IELTSやTOEIC、TOEFLよりも良いスコアが出て留学や就職に使えたということもあるかもしれません。マイナーな英語検定を知って、自分の可能性を広げましょう!
4技能検定(ライティング・リーディング・リスニング・スピーキング)
PTE Academic
PTEは、受験者の4技能を測るコンピューターテストです。IELTSのようなテストですが、PTEはスピーキングテストが対面ではなくパソコンで完結し、1日で完了するので48時間後に結果が出ます。まだ10年程しか運用されていないので日本での認知度は低いですが、PTEは徐々に世界的に受け入れられており、オーストラリアとニュージーランドでは就労ビザと移住ビザが認められている英語能力試験です。
GTEC
次に紹介するのはチャレンジで有名なベネッセが運営するGTECです。GTECは小学生から社会人まで英語力が測定できるスコア型英語4技能テストで、小学生〜中学1年生、中学生〜高校生、大学生〜社会人の3レベルで分かれています。基本的に団体での申込みしか受け付けていませんが、高校3年生レベルの「CBT」と大学生〜社会人レベルの「Business」は個人でも申込みが可能です。団体での受験の場合ペーパー+タブレット、個人申込の場合は会場のPCでの受験となっています。留学生との会話や海外でのホームステイなど、「日本人」の遭遇するであろう英語を使うシーンが使われるので、モチベーションアップにも繋がります。
VERSANT
VERSANTはピアソンで開発された高度な言語認識・自動採点システムを利用し、日時や場所を問わず受験ができるスマホ又はパソコンで受験するテストです。企業や教育機関はもちろん、個人でも受験可能です。スピーキングテスト・ライティングテスト・4技能を総合的に測るプレイスメントテストの3種類のテストに分かれています。スピーキングテストは20分の試験で英語の流暢さはもちろん、発音も評価されます。ライティングテストでは語彙や文法の他にもタイピングの速さも問われます。プレイスメントテストでは聞こえた文章を25秒以内に入力するディクテーションや文章を30秒で読み、次の90秒間で自分の言葉で文章を書き直す文章再構成など全体的に問題を解く速さを問われるので、パソコンで英語を使う人にはまさに実用的なテストといえます。
iTEP
iTEPは、米国の教育機関で採用されているiTEPの開発機関であるiTEP Internationalによって開発されたコンピューターで受験する4技能英語検定です。世界51ヵ国で実施されているテストであり、第2言語としての英語技能を評価します。アメリカでは大学、大学院、高校入学の基準にされているテストなので、アメリカへの留学や進学を考えている人には特におすすめです。その他にも研究機関、企業、官庁、役所等でも採用されている信憑性の高いテストです。自宅でも受験可能で、値段も最大13,750円と比較的リーズナブルに受験することができます。80分で試験が完了し、5営業日以内にメールで結果が分かるスピーディーさも魅力です。
Linguaskill Business
Linguaskill BusinessはIELTS、ケンブリッジ英検を作ったンブリッジ大学英語検定機構が開発し、英検協会が運用しているビジネスでのシーンに特化した英語技能検定です。テストは3種類に分かれており、Reading & Listening Test、Speaking Test、Writing Testの4分野の技能を測ることができます。世界50カ国の企業や団体で活用されており、法人でも個人でも、会場でも自宅でも受験可能です。結果はなんと最短の3営業日以内。受験料もリーズナブルで、他のテストと組み合わせて受験すると割引ができます。
3技能検定(ライティング・リーディング・リスニング)
G-TELP
G-TELPは実用的な生きた英語運用能力を測定・評価するテストです。G-TELPの測定・評価の対象となる技能分野は、Grammar(文法)、Listening(リスニング)、Reading & Vocabulary(読解と語彙)の3分野です。4段階のレベルに分かれており、大学のクラス分けの際に用いるところが多いようです。G-TELPは幅広いスコアに対応しているので、低いスコアであっても自分の弱点や実力を測ることができます。結果がTOEICなどと比べて詳しく出るのも魅力のひとつ。10名からの団体ならば開催することが可能なので、小さな個人塾や企業などにもおすすめです。